「代々木から上原方面の写真展」のこと。
1階の、こじんまりとした特別展示室に、
大正から昭和30年頃までの、街の写真。
わずか20点の展示であったが、
ほとんどすべて知っている場所だったので、興味津々。
甲州街道、代々木八幡、玉川上水、現・渋谷区スポーツセンターの地にあった牧場、
地下に潜る前の京王線、幡ヶ谷駅、などなど。
代々木上原の現・古賀政男音楽博物館が、古賀邸だった頃や、
現・東京ジャーミイの前身、東京回教学院の、今と遜色の無い立派なモスクにも見入る。
甲州街道沿いに建つ、文化女子大学の円筒形の旧校舎は僕の世代でも覚えている。
今思うと、建て替えは仕方なかったとしても、
この意匠は踏襲できなかったかなあ、と思った(駿河台の明治大学みたいに)。
今はテナントビルの新宿文化クイントビルと一緒に、
玉川上水跡に沿うように、四角いビルが弧を描くように並んでいるのだが、
甲州街道から見ると、円筒形だった頃と比べると、
なんとなくスワリが良くないようにずっと感じている。
この企画展は本日で終了。
次回はさらに身近な「本町・幡ヶ谷・笹塚の写真展」(6/24〜)。
これも楽しみ。
その後、2階の常設展示を見に行く。
原宿で発掘されたナウマン象の化石(レプリカ)からスタートする、渋谷区の歴史。
新宿歴史博物館と比べると、やや小規模のように感じたが、充実している。
というのも、
旧東京市35区の四谷区、牛込区、淀橋区が合わさった新宿区というところは、
さらに遡れば、江戸も江戸の外の宿場、農村、行楽地も一緒になっていて、
かなり多様性に満ちた地域ということから、
歴史博物館の展示もいろいろカバーせねばならないのに対し、
渋谷区はほぼ全域が江戸の外で、似たような歴史を辿ったため、
博物館の展示もポイントが絞りやすいのでは。
そしてそのような渋谷区の歴史は、
新宿区の中でも江戸の外であった十二社、角筈、淀橋などと共通点を感じる。
また、興味深かったのは、この地が鎌倉街道沿いに発展していったということ。
渋谷区内の主要な神社といえば、
渋谷の金王八幡、千駄ヶ谷の鳩森八幡、代々木八幡と八幡社が目立つ。
それも鎌倉との結びつきが関係しているのだろうか。
地下には文学館のほうの展示があるのだが、
近々また行くので今回はパス。
1階の情報コーナーに置いてあるパンフ、散策マップNo.1〜9を貰って帰った。




