http://ei8at12so.seesaa.net/article/113337460.html
磯崎新設計、お茶の水スクエア内カザルスホールについての記事が新聞に載った。
(ネット上では、掲載した朝日新聞のサイトをはじめ、なぜか載ってないが)
朝日新聞から引用。
室内楽の殿堂閉館へ 日大が再開発計画
日本を代表する室内楽の殿堂、東京・お茶の水の日本大学カザルスホールが来年3月で閉館することが分かった。日大キャンパスの再開発計画に伴うもの。風情のある建物や文化財級のパイプオルガンがどうなるのかは未定だが、音楽ホールとしての歴史は事実上幕を閉じることになる。
同ホールは87年、チェロの巨匠パブロ・カザルスの名を冠し、日本初の本格的な室内楽ホールとして主婦の友社によって建設された。…
02年、経営難に陥った主婦の友社が日大に売却。大学の施設として使われる一方、一般向け貸しホールとしても運用されてきた。日大総務部によると、…「建物自体を残すかどうかは未定だが、敷地は大学の施設として使う予定」としている。…
公式サイトにも閉館のお知らせはあるので、報道は確かだろう。
参考、wikiの「日本大学カザルスホール」。
旧・主婦の友本社の歴史ある重厚な建物の外観を復元し、
高層ビルをプラスするという磯崎新の建築には当時、
ほぼ同時期の中層の都庁コンペ案とともに、
大いに興味惹かれた覚えがある。
所有者が主婦の友社から日大へと移り、
真向かいの明治大学も高層化され、
御茶ノ水の街並みも変化はしているようだが、
建って20年程度のこの建物は、
当然しばらくは在り続けるだろうとは思っていた。
しかし、「建物自体を残すかどうかは未定」?
そもそもホール閉館の理由はなんなのだろう。
立派なパイプオルガンもあるって言うし、維持費の問題かな。
でも、カネに困ってるのなら建て替えなんかするか?
ま、普通のオフィスビルにしちゃってテナント入れれば元は取れるか。
そんなに建物として愛着があるかっていうと、そうでもないんだけど、
磯崎新の「仕事」を見せるってことでは重要な物件だとは思うんだけどね。
日大当局には慎重に検討してもらいたいなあ。
追記:つい先程(13:58)やっと朝日のサイトにアップされた。
http://www.asahi.com/culture/update/0203/TKY200902030389.html
さらに、さらに、読売サイトにも。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20090204-OYT1T00460.htm?from=navr
「現在の建物を取り壊す方針」だと!
ラベル:建築
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この辺りの街並みはとても好きだったので
取り壊されてしまうのは残念です。
貴重なパイプオルガンもあるとのことで、勿体ないですね。
僕も駿河台の街並みは大好きです。
ホールもやはり入ったことはありませんが、
ネット上にはクラシックファンの嘆きがたくさんアップされていますね。
音楽好き、街歩き好き、建築好き、いろんな人が悲しむことになりそうです。
おれバイトでここの床材運び込んだよ。
集合場所が主婦の友ホールになってたんだけど、まだ出来てないから地図に無くて、
迷って遅刻した記憶がある。
他には、サントリーホールの床材も運んだな。
どっちも結構楽で報酬の良いバイトだった。
バイトとはいえ、磯崎作品に係わったんだね。