http://www.regasu-shinjuku.or.jp/shinjuku-rekihaku.html

以前開催された「新宿風景1955〜1974」の続編ということ。
(「1955〜1974」に行ったときの記事)
http://ei8at12so.seesaa.net/article/95934643.html
今回は僕も見覚えのあるような光景もチラホラ。
都庁が建つ前の新都心。住宅展示場があったり、消防署の訓練所があったり。
タカシマヤが建つ前の南口。貨物駅、怪しげな飲み屋街、台北飯店で呑んだねえ。
奥のほうでビデオ上映。
30分ほどの、おもにジャズと演劇を軸にして語られる昭和の新宿。
伊勢丹裏にあった新宿ピットイン、靖国通りのDUG、紀伊国屋ホール…。
早大ジャズ研のステージで司会する当時のタモリの写真も映る。
そういえば、
先日初めて副都心線に乗り、
新しくなった新宿3丁目あたりの地下道に驚いちゃったように、
今の新宿を意外と知らない。灯台もと暗し…。
ちょっと歩いてみないと行けないなあ、と痛感。
ところで、チラシの右下に載ってるこの写真。

当然、会場に展示もされていたのだが、よくよく見ると看板の一部がすべて黒塗り。
まあ、何を塗りつぶしたのかは察しがつく。
wiki「ソープランド」より引用。
「トルコ風呂」が性風俗店の名称として大衆化されるとともに、主に日本に在住・滞在するトルコ共和国出身者の間で、日本の性風俗店に自国の名称が使われていることに対する反発がつのっていたが、1984年、日本(東京大学)で地震学を学んでいたトルコ人留学生ヌスレット・サンジャクリが当時の厚生省に名称変更を訴え出たことが発端となり、この問題は広く公になった。そこで、「東京都特殊浴場協会」が「トルコ風呂」に代わる名称を公募して、1984年12月19日、「ソープランド」と改称した(「トルコ風呂」名称問題も参照)。
もう若い人はこのこと知らないかなあ。
で、写真の黒塗りはこういう事情があったとしてもダメでしょ。
今回の展示物や「1955〜1974」の展示物、
さらに大正、明治期の写真まで遡って納めた写真集、
『新宿風景―明治・大正・昭和の記憶―』も刊行されていた。
200ページ近い、分厚く見応えある写真集がなんと1000円!
当然購入。
もう一冊、新宿駅に関する面白そうな資料も1000円で購入。
ここ来ると、結構買い物する。これらも後日紹介したい。





この国の歴史って、習っても意味無さそうだなぁ。
肝心なことは全部消されていそうで。
捏造だよねえ。北朝鮮並みだねえ。
そのまま出してキャプションで説明すればいいことなのに。
写真上のほう、「古城」のでかいネオンの最後の一文字「コ」は残ってるんだね。
これは見に行かないとまずいなぁ。
展示はもちろん、写真集も必見です。
思ったより点数が少ないのは残念でしたが、
それでも
南口のバラック飲屋街や新宿貨物駅など、
懐かしの新宿が見れて嬉しかったです。
チラシの「トルコ」修正はひどいですが、
実際に展示されていた同じ写真は、
巧妙に修正されていました。
トルコの人が見に来たら、気分を悪くする、
という気配りからだと思いたいですね。
南口の写真は見入ってしまいますね。
御大典記念の石碑とか探してしまいます。
トルコの写真、確かに展示されていたほうの修正は完璧でした。
気配りは結構なんですが、やっぱりお役所的発想のような…。