名前の通り、吉本がやっているところで、
普段はやっぱりお笑いのライブ会場らしいが、
見に行ったのはコレ。
シカゴ;ブルース&ソウル・ショウダウン
http://blues-soul.laff.jp/

職場の人が関係者の知り合いで、10000円のところ、タダで行けるということ。
出演者はディープ過ぎて知らない人ばかりだが、ブルースは好きなので取ってもらった。
品川駅すぐ近く、品川プリンスホテル、アネックスタワー。
なんかいろいろアミューズメント施設がある。ボーリング場とか。
同ホテル内には他にも水族館や映画館もあるみたい。
3Fへ。
吉本芸人のグッズで溢れるロビーを抜けて、劇場内へ。
円形のホール。キャパは445ということ。
1階やや後方の見やすい席。
開演。
全編でバックを務めたジョニー・ロウルズのバンドが登場。
編成はギター、ベース、ドラムス、キーボード、テナーサックスの5人。
演奏にのって、日本から特別参加の木下航志が人に付き添われて登場。
なんと、彼は全盲ということ。ステージ中央のキーボードに向かう。
思いっきりアメリカ人体型の男たちの中、色白で小柄な彼は頼りなく見えるほど。
しかしその歌声と演奏には驚かされた。
誰もが思うだろう、和製スティーヴィーワンダーだと。
軽妙なMCも加えて会場のヴォルテージ、一気に上げてくれた。
1989年生まれだって。若いなー。
木下航志、CHECK IT OUT!
http://kishitakohshi.laff.jp/blog/
続いてジョニー・ロウルズのギター&ヴォーカルでゴキゲンなブルーズ。
途中、木下航志が再登場。
ジョニー・ロウルズとスキャットのかけあいとか、ホント達者。
山高帽にサングラス、ダークスーツのいでたちの彼は、
まるで映画『ブルース・ブラザース2000』の子役みたい。
もうだいぶおなかいっぱいになった頃、
御年78歳のブルーズマン、バイザー・スミス登場。
ソウルフルなヴォーカルは素晴らしいけど、
ギタープレイは豪放磊落、自由奔放過ぎ。なにしろ滅多にキーが合わない。
でもこれぞ魂のブルーズなのだ。
ウチにあるマディ・ウォーターズのレコードもこんな感じだし。
お次は女性シンガー、パスター・ミッティ・コリア。
かつてはR&Bで活躍し、現在は教会の牧師も務めるゴスペルシンガー。
というわけで、なんとお説教付き(通訳あり)。
これには面食らった人もいたかもしれない。
近くの席から、「説教、長い」なんて声も聞こえたが、
それもひっくるめて本物のゴスペルだろう。
「JESUS!JESUS!」との熱唱を聴き、軽くトランス状態。
10分休憩が入って、トリはザ・フラミンゴス。
ドゥーワップ4人組(1人女性)。
いかにも、という感じのラメがキラキラのジャケット&ドレスで登場。
甘いハーモニーを聴かせる。
ブルーズ、ゴスペルに比べれば好みの度合いはだいぶ下がるけど、
円熟味ある生歌はやっぱり良い。
せっかくだからキングトーンズかシャネルズでもカバーすればウケルのに、
なんて思っていたら、
なんと、美空ひばりの「川の流れのように」をちゃんと日本語で披露。
2番のリードヴォーカルをとったのは女性メンバーだったが、
これがひばりソックリで大いにウケル。
出演者が多いってこともあり、3時間を越える長丁場。
だいぶ玄人っぽい観客もいたらしく、掛け声も絶妙。
本場のブラックミュージックの雰囲気をたっぷり堪能したのであった。
それもタダで!
職場のYさんに感謝!感謝!




