朝10時からの1回目上映作品がお目当ての「生きものの記録」。
9時過ぎだけど通勤客でまだまだ混みあう電車で日比谷へ向かう。
TOHOシネマズシャンテへ。
雨模様の寒ーい日、平日午前からの上映、
クロサワの中でも有名な作品ではないというのに、
ほぼ満席。
今回の特集上映で鑑賞したのは、
「どですかでん」、「乱」、「生きものの記録」の3本。
詳しいことは、まとめて別記事での予定。
映画終わって外に出るとほぼ正午。
さて、昼飯はどうしよう。
前々回のクロサワ鑑賞のときは「謝謝ラーメン」。
http://ei8at12so.seesaa.net/article/145915760.html
また同じというのも芸がないので、ちょっとうろついてみる。
JRガード下の飲み屋の並びに天ぷら屋とかあったが、高い。
ラーメン屋も何軒かあったが、やはりこの界隈はどこも高いので、
次の目的地、四谷三丁目に向かうことにする。
銀座駅から丸の内線、四谷三丁目下車。
ただ、ここもランチのお店はアテがあるわけではない。
交差点から新宿通り、消防博物館の側を西へ歩いてみて、
コレ見つけた。

ベトナム料理のティン・フックというお店。
いろいろランチメニューがあってALL650円!
よし、ここにしよう。
古びた雑居ビルの階段を上がり2階へ。
入り口はこんな感じ。

メニューが多くて何にしようか、珍しく悩む。
結局、ベトナム風ポークソテーを注文。

美味い美味い。ボリュームもたっぷり。
どのあたりがベトナム風なのかはあまり詳しくないのでわからないが、
世界3大料理のうちの2つの国、中国とフランスが旧宗主国ってこともあり、
ベトナム料理は美味いって聞いてた。
他にもいろいろ食べてみたいな。カレーも美味そうだった。
この後は四谷四丁目、大木戸坂下交差点そばのギャラリーに向かうのだが、
せっかくなので脇道に入って、少しぶらぶらしてみる。
外苑東通りを挟んであの荒木町も近いそこは愛住町という町域。
四谷界隈の他のところ同様、粋な地名が現在も残る。
お地蔵様に遭遇。

たんきり地蔵というらしい。
「蔵」の字の提灯が無くなってるのが惜しい。
脇の説明板(クリックで拡大)。

「子供のセキや老人のゼンソクのタンのきれない方が信仰すると効能がある」、
ということだが、
代々木郵便局裏の「セキセキ稲荷」といい、
北新宿2丁目の「咳止地蔵尊」といい、
なぜかセキ、タンに効能あらたかな神仏が多いような。
龍角散もクララも無かった時代、
神仏にすがりたくなるほど辛いことだったんだろうな。
なんて思ったが、龍角散って江戸時代からあったみたい。
まあ、庶民には手に入らなかっただろうけど。
真宗大谷派正應寺の脇の道を入っていくと、階段と、なぜかテント。

下りると石垣。上は学校のようだったが、

調べると四谷第四小学校跡で、
現在は東京おもちゃ美術館というものになっているようだ。
裏門にはなぜか色水の入ったビニール袋がぶらさがってる。

坂や階段の多い、そそられる場所へ。






この階段を下りたところは紅葉川跡の道。
いずれ、もっとじっくり歩いてみよう。
大木戸坂下交差点そばの公園に立つトーテムポール。

コレが名前の由来に違いない、トーテムポールフォトギャラリーはすぐ近く。
知り合いの写真家の卵(20歳、女子)の個展を見る。
http://tppg.jp/past/other2010/pastito.html
この娘、今時珍しくデジタルは使わず、モノクロフィルム、自家現像。
で、それを切り刻んで再構成して都市の猥雑さを表現してるが、
それもPCは使わず、印画紙に焼いたものをホントに切ったり貼ったりしてる。
ラジカルで面白いヤツだ。もうすぐ東京から去っちゃうけど、頑張ってね。
ウチまで歩いて帰ろうかなとも思ったが、あまりにも寒いので、
新宿御苑前から丸の内線。
新宿西口からパークタワー行きシャトルバス。
小津安二郎生誕100周年のときのほうが賑やかだったような(東宝と松竹の違い?)。
今年中にもう1回くらいやってくれるといいんですけどね。
仏語字幕の「影武者」ですか。仏語吹き替えでなくてよかったですね。
あの作品は冗長ですね。次の「乱」は良く出来てると思うのですが。
静岡でもがんばりますよ!!!!!
東京遊びいきます!
もう静岡に帰っちゃったのかな。
陰ながら応援してますよ。