海水浴がしたいわけでもない。ナンパがしたいわけでもない。
水着のお姉ちゃんの盗撮がしたいわけでも、もちろんない。
ただただ潮風に吹かれながら、打ち寄せる波を眺めていたい。
そんなこんなで、先日は葛西臨海公園に行ったわけだが、まだ物足りない。
そのうち小田急乗って江ノ島か、京急乗って三浦でも行こうかなとは思ってるけど、
その前に、都内の人工ビーチで未訪問だったところ、
大森ふるさとの浜辺公園に行ってみることにした。
調べてみると2007年の開園。まだ出来たばかり。
最寄り駅は京急の大森町駅か平和島駅。またはJR大森駅から京急バス。
大田区サイトによるとモノレールの流通センター駅からも徒歩約15分とあるが、
地図を見ると隣の昭和島駅のほうが僅かに近いように見える。
しかしGoogleMapでパッと見ると、昭和島から対岸に渡る橋がない。
実は橋は架かっていて、拡大表示していくと現れる。
この辺り、以前一度、自転車で巡り、その橋も渡っている。
http://ei8at12so.seesaa.net/article/25624054.html
2006年、まだ公園はオープンしてなかった頃。
というわけで、まずは昭和島へ。
西新宿五丁目から大江戸線で大門・浜松町。
浜松町からモノレール。
京浜運河沿いを走る。
大井埠頭の向こう、海の上には入道雲。

昭和島着。乗ってきた各駅停車はココで、羽田までノンストップの「空港快速」通過待ち。

「空港快速」とか、追い越し運転してたって初めて知った。
昭和島待避線使用開始は2007年ということ。
天井の低い通路を通って西口の改札から出る。

駅の目の前には一般道と高速道路、それだけ。
歩道をちょっと歩くと横断歩道。信号がないので注意して渡り、高速道路をくぐり、
また一般道(先程の道がヘアピンカーブした続き)渡ると、殺風景なグラウンド。
突っ切って行くと、橋。

渡っていくと、目指す人工ビーチが見える。

以前ココを渡ったときは、正面の道を真っ直ぐ自転車で進み、蒲田へ向かった。
左手にあるのは旧呑川河口だが、遡ってすぐに暗渠となる(旧呑川緑地)。

今回は右手に折れ、海に沿って歩いていく。
大田区といえば町工場。

やがて水門にぶつかる。

ココを越えたところが浜辺公園なのだが、水門を渡ることはできないので、
水路に沿って歩いていく。
葛西やお台場とは違って、古くから海との関わりがありそうな町並み。

沿って歩いていたところは水路ではなく、釣り船などのためのドックのようだ。

紐から下がっているのは紙垂(しで)のようだ。

やはり船大工にとっての聖域ということか。
レールが水の中へ。こういう光景に妙に惹かれる。

房総、金谷の石井造船所跡でも執拗に撮った。
http://ei8at12so.seesaa.net/article/52813309.html
http://ei8at12so.sakura.ne.jp/2007/11/114.html
もうあの廃墟はなくなっちゃったんだろうな。
大森ふるさとの浜辺公園に到着。

キレイな白い砂浜。どこから砂、運んできたのだろう。

しかし対岸には昭和島。工場からガンガン音が聞こえてくる。

海に入ってる人もいるけど、水質的にはNGなんだろうな。
足だけ浸す。

誰かがクラゲ仕留めたようだ。

日陰のベンチでゴロゴロ。あー、風が気持ちいい。

羽田へ。

ちょっとしたリゾート気分。いいな、ココ。

ちょっとなんか飲み食いしようと売店に行ってみる。
シュウマイとかいろいろメニューが貼ってあったが、
この時はヤキソバとフランクしか売ってなかった。
フランク(100円)と冷たいお茶。
やっぱりこういうところだと美味いねえ。

内川河口に架かる橋を渡る。

北側の園地にある「大森 海苔のふるさと館」を見学。入場無料。

海苔は好きなんで、結構楽しめた。
大森では昔から海苔作りが行われていたが、
海の埋め立てなどのため、1963年にすべて廃業。
それでも長年培った海苔の目利きのわざは今も生きているので、
問屋業は続いているということ。
ちょっとでいいから試食とか出来るといいのになあ。
隣は平和の森公園。
中野の刑務所跡も同じ名前の公園になっている。
http://ei8at12so.seesaa.net/article/116143167.html
入るとすぐにテニスコート。
他にも弓道場、アーチェリー場、フィールドアスレチックとか、
この公園、いろいろある。
突っ切って行くと今度は平和島公園。
ココのプールへ。

案内図の右手、子供プールと50mプールは屋外。
左手の25mプールは屋内でそこだけ通年営業のようだが、夏なんで屋根が全開。
時間無制限で360円。水泳帽不要。
公営だけどこの季節は完全にレジャー場。
50mプールでのんびり泳ぎ、休み、泳ぎ、休みを繰り返す。
青空の下、ココでも風が気持ちいい。
さて、帰るか。
プールを出ると、真ん前が京急バスの営業所。
そこのバス停から大森駅行きに乗る。
大森でなんか食べよう。
雰囲気のある横丁だが、午後5時前だったんでどこも準備中。

さらに駅前をウロウロ。
渋い物件を発見。

クリーニング店だったようだが、入口は自販機とバリケードでふさがれてる。

大きめの画像も載せておこう(クリックで拡大)。

で、このすぐ近くにラーメン屋を発見。
鹿島家という店名、海苔3枚、ホウレン草で横浜家系だろうと察しがつく。

(1)ラーメン(並)600円、(2)ラーメン(大)700円、
以下チャーシューメンなどが続くが、
(11)がまたラーメン(並)600円。
違いはなんだろう。
チャーシューの種類と薬味のネギ(白ネギor青ネギ)が違うようだ。
入って券売機を見て、判った。
(1)〜(10)は太麺、(11)以降は細麺なのだ。
見た目美味そうだったので(11)と決めていたが、細麺かあ、まあいいか。
やはり横浜家系だったけど、割とアッサリ味。
といっても、行きつけの南新宿「麒麟」とかに比べれば、だけど。
あと、「お好み」は聞かれなかった。店内に貼紙もナシ。
まあ、そんなに味も濃くなかったし、細麺なら柔らかめじゃなくてもいいので、
別にいいや。
家系はハズレがないのが良い。ただ、新鮮味も欠けるが。「麒麟」に通い過ぎかな。
JR大森から品川乗換え、新宿へ。帰宅。
浜辺人いなすぎw
周りの空間ダイナミックすぎww
この人工具合に惹かれます。行ってみたくなりました!!
よっぽどクラゲが嫌いだったんでしょうか・・・
旧呑川のあの水没するレールはやっぱり気になりますよね。
あと、昭和島駅のホームの狭さにもビックリしたのですが。
あのホームドアは最初からあったんですかね。なかったら相当こわいと思う。
普通の駅では白線が引いてあって、「白線の内側までお下がりください」などと言っていますが、この駅で白線を引いたら残りがほとんどありませんね。
面白そうでしょ!
確かに、8月のビーチの人出じゃないですよね。
勝手にプライベートビーチ感覚味わえそう。
で、周りの風景をプラスすると、オープンセット?
浦安ネズミーシーに対抗できるのでは。
namaさん、
いやあ、クラゲがいて、割り箸があったら、
こんなことしたくなる人、多いんじゃないでしょうか。
僕もやるかも。しっかし、不思議な生き物だ…。
猫またぎさん、
それはスゴイ偶然ですね。
あ、水没するレールは旧呑川じゃないです。
改めて地図見たら、「貴船堀」っていうみたいです。
昔はもっと奥まで続いていたようで、その跡と思われるところが、貴船堀緑地や貴船堀公園となっているみたいです。そっちも見に行きたくなりましたので、再訪決定です。
昭和島のホーム、同じことを思いました。今回初めて降りたので、昔の様子は知りませんが、さすがにホームドア無しではマズイでしょう。Wiki見たら、やはり2007年の待避線使用開始からホームは現在の形状になったようです。
...!!
......
あっ、そうですね。
記事をよく読むと、川を渡ってすぐ右折されたのですね。
自分の見た水没するレールのイメージがインパクトが強かったので、同じ光景と思いこんでしまいました。
お隣の貴船堀でしたか。
この光景がすぐ近くにまた存在するという想像力が働きませんでした。
そっちも行ってみよう。
それは見に行かねば。
猫またぎさんはその後、旧呑川緑地を辿られたのでしょうか。
ちょっとこの辺り、暗渠ファンの皆さんにもオススメしたいですね。
で、アプローチはやっぱり昭和島からでしょう。
その時の写真を見返してみると、レールの上に船が乗っていましたね。進水直前だったのでしょうか。
その後は、産業道路にぶつかった所で旧呑川を離れまして、細かい暗渠などをたどりつつ、この日の最終目的地は馬込でした。
実は、旧呑川は通過点にすぎませんでした。
旧呑川さん、ごめんなさい。
行程や写真、公開してほしいですー。
ブログも何もやっていないので公開する場がないのですね。
馬込は個人的にすごい場所だと思って注目しているのですが、ネット上ではそういう話は聞いたことがないですね。
誰も気づいてないのかな。
それとも猫またぎの妄想か?
じゃあ、始めちゃいましょうよ!
馬込のこととか知りたいです。
弱ったな。
ちょっと考えさせて下さい。
(とりあえず曖昧に逃げておこう)
わたしも猫またぎさんブログ書かないのかな〜〜って気になってました。でももし書かれないとしても、今後もわたしたちにいろいろとオモシロ情報をくださいね〜!
しかし、水没レールっていくつもあるのですか。気になります。見てみたいです。海とか殆ど行かないんですが、見てみたいです。
ほらね、期待してるのは僕だけじゃないでしょ。
まあ、そんなに難しく考えず、気楽にどうぞ。
namaさん、援護ありがとうございます。
ねえ、みなさんそう思ってらっしゃいますよね。
水没レール、正式名称判りませんが、海沿いならよく見ます。
とりあえずこの辺りの探索、オススメします。
私も期待を寄せる1人でありますw
突然現れる不思議な空間ですよね。
しかし、臭いがちょっと…でした。
いつも人様のブログを拝見するばかりで、一方的に恩恵を受け取っているなぁとは感じていました。
性格的に情報を発信するような人間ではないと自負してましたが、そろそろ恩返しをするべき時期でしょうか!
ただ、実は今週末に引っ越しの予定がありまして、今は先が読めない状況です。
落ち着いたらちょっと考えてみます。
確かめたかったんですけど、今、mixiダメですね。つながらないです。
臭いは気にならなかったですよ。水質改善されたか、たまたま風向きとかのせいか。
猫またぎさん、どうですか。
スタート前からコアな読者を複数獲得されてるなんて素晴らしい。
お引越し済んで落ち着かれましたら、考えてみてください。
かなり前のblogへのコメント、ご容赦ください。
猫またぎさんのblogからお邪魔しました。
大森ふるさとの浜辺公園、小生も行きましたが、こんな空いていましたか?
8月なのに...
ホント、気分はプライベートビーチですね(笑)
大森に来られてラーメンがご所望であれば、西口の「いだてん」がオススメです。
今後ともお邪魔するかと。
よろしくお願いします。
どうも、はじめまして。よろしくお願いします。
コンタックスお使いなんですか。
このビーチも撮られてますね。
やっぱり非日常感タップリになりますね。
大森東の埋立地エリア、懐かしいっす。以前立会川に住んでいたんで、その頃はよく平和島や大井埠頭へ行きました。
工場群を見ながらの海水浴場というと、初期京浜工業地帯の先端に海水浴場を造って、「工場のジャズを聴きながらの海水浴」と宣伝された、川崎の扇島を思い出します。
「大森 海苔のふるさと館」は面白そうですね。サイトを見てみましたが「大田海苔劇場」とか、見てみたいです。
大森駅の「雰囲気のある横丁」写真の、ちょうど真ん中あたりに映るとんかつやさん「丸一」は、
以前食べた事がありますが、美味しかったです。カツもさることながらソースが美味しく(たぶん手作りのフルーツソース)、少量かけても味にパンチのあり、大量にかけても辛くない、不思議なソーソでした。
おお、こっち方面にもお住まいだったこと、ありましたか。
扇島で海水浴?!いつ頃までやっていたんでしょうか。
海苔のふるさと館、こういう施設、結構好きなんですよね。
ソースが美味しいとんかつ屋、気になります。
「工場のジャズ」という発想はやはり未来派。
大正末から昭和初期にかけてのことだと思います。
正確には工場のシャズじゃなくて、
「工場のスカイラインと機械のジャズ」でしたね。
こちらをご覧になってくださいませ。
http://blog.goo.ne.jp/ruinsdiary/e/28f1fbb825e7cee35652a9458970009c
「工場のスカイラインと機械のジャズ」、なんかロシア・アヴァンギャルドを想起させられるコピーですね。