今回は豪徳寺駅から。
この辺りが地元の、このブログ読んでくれている現役女子大生「のゆ」さんから、
六所神社が近所にあるということを教えてもらった。
六所神社といえば、やはり世田谷の給田、仙川沿いにあるのを以前見に行った。
http://ei8at12so.seesaa.net/article/161320228.html
府中の大國魂神社(旧・六所宮)を勧請したそこは、
大國魂神社と同じく社殿が北向きというレア神社。
豪徳寺駅の北、世田谷線沿いにある六所神社は地図で見ると普通に南向き。
名前だけでは大國魂神社との関係はわからない。
大國魂神社は武蔵国、一之宮から六之宮を合祀したものだが、
それとは関係のない六つの社をまとめただけという可能性もある。
いろいろ気になり、見に行く。
小田急各駅停車で豪徳寺。
駅を出ると甘い香りが漂い、小奇麗なお店が目立つが、
すぐ近くの世田谷線山下駅のほうに向かうと、昭和にタイムスリップ。
以前に自転車でチラッと通ったことあったが、
http://ei8at12so.seesaa.net/article/117856480.html
このレトロな電器屋さんは覚えている。

「トリニトロン」!
もうブラウン管のテレビなんて作ってないでしょ。
ショーウインドウにはこんなモノが。

ニクロム線の電熱器だねえ。「坂口コンロ」って書いてあった。
「坂口電熱」って会社があるらしい。
前回は西のほうから北沢川跡を辿って来た。
世田谷線を越えてすぐのところをちょっと見逃していたので、見に行く。
細道の奥はこんな感じ。

敷石を辿って行ったら、あらら、人の家の玄関。失礼しました。

川跡細道をちょっとだけ行く。

今回はすぐ川跡を離れ、世田谷線の踏切を渡る。

線路沿いを北へ。
世田谷線が小さな鉄橋となって渡る川跡。

そしてここからのびる道路の歩道がヘンな様子。川跡らしい。

そのうちココも辿ってみようかな。
ろーたすさんも、
http://lotus62.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-25cd.html
うさぎねこさんも、
http://suiren1207.blog43.fc2.com/blog-entry-10.html
既に記事にされていた。
もうちょい行くと赤堤総鎮守、六所神社。

入って右手には赤堤幼稚園。「のゆ」さんも通っていたそうだ。

一の鳥居は神明鳥居だったが、二の鳥居は明神鳥居。

社殿。

由緒書を読むと、やはり府中からの勧請だそうだ。
社殿左手。この奥にはお稲荷様があったが、なぜかタヌキ。

ココは何かな、と覗いたら、単なる物置みたい。

だいぶ古い建物みたいだが、両脇は新しい建材で無造作に補強されている。
なんとなく神社の建物というより仏堂のようにも見える。
神仏習合時に仏堂として建てられたものが明治の神仏分離で仏像仏具が撤去され、
物置となってしまった…、なんていうのは考えすぎだろうな。
社殿右手、幼稚園のスペースに古い木造の建物。

やはり、ココは何かな、と覗く。

ココも物置かなんかだろうと思ったが、現役で使われてるようだった。
先生の席らしい机がひとつ。
あとは明らかに園児用の小さな椅子が大きなテーブルを囲んでいる。
奥には石膏のデッサン用頭像が置いてある。どうやら「美術室」のようだ。
「のゆ」さんに訊いて確認しよう。
隣には新し目の神楽殿。神社と幼稚園の境界はないようだ。
前のスペースでは朝礼でもするのだろうか、園長先生が乗るみたいな台もある。

境内には他に、小さな池に囲まれた厳島神社(弁天宮)と、
天祖神社、子安神社、御嶽神社、大鳥神社、神明社を合わせた摂末社もあった。
神社を出て、敷地沿いに行くと、立派な園庭があった。

隣接する、旧別当と思われる三界寺。日蓮宗らしい。
門は閉まってて境内には入れず。

神社真裏。質素な神輿倉。

かつて世田谷線には「六所神社前駅」というのがあり、
ホーム跡が残っているということを後で知ったが、見逃した。
http://www.setagaya-line.com/trip/see-spot/matsubara.htm
世田谷線沿いを再び北上。
(つづく)




