合衆国前副大統領のゴアは地球を救うために頑張っている。
地球温暖化の影響、原因、それによる未来予測をスライドを駆使し、
平易に、時にはユーモアをまじえ、語りかける。
彼が各地で繰り返し行ってきた講演の記録映像に、時折回想がインサートされる。
環境問題に関心を持ち始めた大学時代、下院議員、上院議員、
副大統領になり京都議定書作成に尽力、
大統領候補となるが敗北、
失意の中から這い上がり講演活動を始める、
その真摯な姿は感動的ですらある。
この映画を見れば全ての人が、
彼が大統領になっていれば…、と思うだろう。
しかし、あの超大国の舵取りを任されたら、
環境問題だけを声高に叫ぶことはできなくなる。
彼が大統領になっていても9.11は起こったかもしれないし、
今のイラクのような実力行使も行われたかもしれない。
逆にもし彼が信念に従った政策に突き進んだら、
パワーバランスが崩れ混乱を生んだだけかもしれない。
あの大統領選は終わったことだ。もう振り返るべきではない。
この活動こそ彼の天命だったのかもしれない。
しかしその間にも世界は困った方向へ進んでいる。
総得票数では負けていながら、妙なシステムのおかげで大統領の座を勝ち得た、
テキサスのアル中上がりのドラ息子は京都議定書を批准せず、
自らのビジネスも絡んだ化石燃料の大量消費を推し進め、
最大の環境破壊である戦争をダラダラ続け、
その大統領とイヤラシイほど仲良しの前首相が率いた我が国は、
議定書成立の舞台であり、高い技術力を有し、
クールビズなどの政策もそこそこ浸透したようだが、
どういうわけかCO2排出量は増えてしまっている。
隣には五輪を控えた13億の民を抱える大国が、
高度経済成長時の我が国とは比べ物にならない規模で生産・消費に邁進する。
当の米国から発生したLOHASなる概念も、
富裕層の免罪符、
もしくはセレブ欲を満たす消費のカテゴリーに変質してしまったように見える。
暗澹たる気分になるが絶望してはいけない。
もっとラジカルにLOHASになろうではないか。
「不都合な真実」公式サイトからは
「私にできる10の事」というPDF文書がDLできる。その一部。
停車中はエンジンを切り、エコドライブしましょう。
これは僕にはできない。なぜならクルマに乗らんから。
都内の移動はほとんど自転車。
エアコンの設定温度を変えて、冷暖房のエネルギー削減をしましょう。
これもできない。なぜならウチにエアコンないから。
夏は扇風機、簾、打ち水。
負け組み生活是即ちラジカルなLOHAS生活也。

1月21日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで。
「エコサンデーキャンペーン」で500円。
同キャンペーンは1/28、2/4、2/11にも開催。
詳細は
http://www.futsugou.jp/blog/2006/12/presents_1.php





もしもブッシュではなく、アル・ゴアが大統領選に
勝利していたら・・・と考えるのも面白いですね。
それでも温暖化問題の講演をすることが、やはり
いちばんの道だったと私も思いました。