もう都内の桜は全滅だろうと思っていたが、意外とそうでもない。
先週行けなかった善福寺川サイクリング&美しの湯へ。
今まで何度か前を通ってて気になってたカレー屋さんでランチ食べてからにしようと、
11時過ぎにウチを出て、清水橋交差点から方南通りを西へ向かう。
東大付属中を過ぎてちょっと行くとカレー屋さん、IndianOven。
美味い、多い。詳しくはまた別記事で。
さらに方南通りを進むと、丸の内線の車両基地が見えてくる。
まっすぐ行けば方南町交差点だが、ここまでくると、
どうしても立正佼成会のほうに寄り道したくなるので、車両基地手前で右折。
でーんと、普門館。

カラヤン×ベルリンフィルも公演を行った大ホール。
全日本吹奏楽コンクールの会場で「吹奏楽の甲子園」とも。
こちらもでーんと、大聖堂。

もひとつでーんと、法輪閣。

伝統的宗教、新宗教問わず、また、好き嫌い問わず、宗教には興味があり、
教団施設などもいろいろ見て巡りたいと思っている。
少年時代、近所の遊び友達の一家(創価学会員)に旅行に連れてってもらい、
富士の裾野の日蓮正宗総本山・大石寺に行ったことがある。
少年の目を通してなので曖昧な記憶だが、当時完成間もなかった正本堂の巨大さは、
その十数年後に訪れたヴァチカンのサン・ピエトロ寺院に匹敵していたように感じた。
改めて見に行きたいとも思ったのだが、建設には当然学会の関与が深かったようで、
学会が破門されたため取り壊されたと、ウィキペディアで知りビックリ。
新宗教関係だと奈良県天理市とか熱海のMOA美術館とかも行ってみたい。
伝統的宗教のほうでは青森の恐山、沖縄のウタキ、四国遍路など、いつの日か。
とりあえず近々、代々木上原のモスクには行こうと思ってる。
立正佼成会エリアを過ぎ、環七渡って方南町方面にちょっと行くと、善福寺川。
散歩やサイクリングにはぴったりの川沿いの道を行く。
うららかな春の日。ウグイスの声も聞こえる。


水清し。カルガモ仲良し。


和田堀公園までやって来た。



大宮八幡宮に立ち寄る。


あとはひたすら高井戸を目指す。
川沿いをしばらく行くと、五日市街道と交差。そこから西へ。
環八にぶつかり、ちょい南下。美しの湯到着。
まずはプールへ。
ランチから1時間半ほど経っていたが、すごいヴォリュームだったので
やっぱり100mも泳ぐとカレーが食道を上がってくる。
川沿いのクネクネした道でだいぶ遠回りになったようでもあり、
結構、疲労も早く来たので1500mほど泳いで切り上げる。
あとは温泉。
さあ、露天風呂の桜はどうだろうと見に行くと、残念。
ほとんど葉桜。七分散りとでもいうか。
お風呂の側なんで暖かいから早いのかな。
ならば早めに行けばいいのだろう。巷の桜が三分咲き程度の頃とか。
来年はそうしよう。
それでも時折はらはらと舞い落ちる花びらが湯に浮かび、いとをかし。
すっかり満喫し帰路へ。
帰りはまた別コース。環八を南下し、中央高速に沿った道を東へ。
甲州街道に合流する手前でシュールな光景に遭遇。

ホームセンターの隣、やたらと広い敷地。駐車場の向こうには寺院。

東京身代わり不動尊。

なんだか見た目怪しい雰囲気だが、れっきとした真言宗醍醐派のお寺だそうだ。
宗教学者・島田裕巳氏のBLOGにも記事があり、お寺の方からのコメントも寄せられている。
http://blog.livedoor.jp/shhiro/archives/18359327.html
さらに、Google Mapの航空写真を見て、大ウケ!

さすが真言宗。日本仏教界の中でも特にヴィヴィットな存在。
甲州街道に合流し、桜上水、下高井戸を過ぎると明大前。
明大の隣のお墓、築地本願寺和田堀廟所も桜がキレイ。



死のイメージのある場所に桜は似合う。
東京なら青山墓地、上野公園(彰義隊壊滅の場)、靖国神社などなど。
また桜の「サ」は早乙女、早苗の「サ」と同じく、農耕の神を表すと言われる。
「サ」がまたがる「クラ」なので「サ・クラ」だとも言われる。
「サ・クラ」の下で「サ・ケ」飲んでバカ騒ぎばかりじゃなくて、
言霊のさきわう国、日本について思いを巡らすのもいいかもね。