先週は東へ東へ向かい、初めて自転車で東京都脱出。
で、今週は西側の隣県を目指す。
まずは世田谷・砧公園へ向かう。
公園内にある世田谷美術館には何度も行ったことがある。
自転車行動するようになる前は、東急・用賀駅から徒歩またはバス、
もしくは小田急・千歳船橋駅からバス。
自転車では2回ほど。甲州街道と環八走って行ったが、今回は別コースを試してみた。
甲州街道の北側を並行して走る水道道路を西へ。
幡ヶ谷、笹塚などへの行き帰りでしょっちゅう通る道。
人工的に真っ直ぐ通した玉川上水新水路がルーツとなった道なので、
やはりここは走りやすい。
あっという間に環七。南へ。京王線、井の頭線、小田急線、東急世田谷線を過ぎ、
若林交差点で世田谷通りに入り、西へ。
東京農大を過ぎればやがて環八。ちょっと南に行けば砧公園。
うん、これからはこのコースで行こう。
公園内に入り、美術館前で休憩し、水分補給。
この日は前日までの猛暑がウソのような涼しさだったが、やはり動けばかなり汗をかく。
砧公園内サイクリングコースを半周したところの出口から出て、
隣の大蔵運動公園へ。
先週も先々週も出先のプールで泳いだが、今回はここのプール。
2時間400円。
いや〜、さすがお金持ちの世田谷区。堂々たる施設。
50mで8コースのプール。さらに25mもあり、子供プールもあり、ジャグジーあり。
屋外にも小さなプール(この日は気温が低いためか閉鎖)。
時間ギリギリまで泳いでいたい気にもなったが、
ここでヘトヘトになっちゃうと、後の行動に支障が出るので、2000mほどで切り上げる。
公園を出て、隣の大蔵団地に沿ってちょっと行き、再び世田谷通りへ。
通り沿いにあった団地の給水塔。

成城も近いし、ちょっとハイソな雰囲気の中を走っていく。
そろそろお昼。見たことないようなファミレスみたいなのもいろいろあるが、
やはりカレー屋を目指してひた走る。
喜多見、狛江を過ぎて、小田急・和泉多摩川駅前へ。
ここの商店街にあるIndian Food Home Ramというカレー屋へ。
週末なのでランチメニューはナシ。
サグマトン&ナンで千数百円になっちゃったが、美味い!
羊肉とスパイスの絡みがたまらない。
ちなみに、前の晩は幡ヶ谷・ダルヴィッシュでマトンカレー食い、
この日の晩は、友人に誘われていて、ジンギスカン屋に行く予定になっていた。
羊ばっかり食ってる。
食後、多摩川を渡る。東京都脱出。
前の週は千葉県、今回は神奈川県。
埼玉県に行く予定はナシ。
神奈川側から東京側の岸を見る。
小田急鉄橋の下、バーベキューなどの人がいっぱい。

多摩川沿いのサイクリングロードを下流に向かって走る。
登戸の隣の宿河原というところで、僕は幼年時代を過ごしたので、
この辺りは故郷みたいなものである。
と言っても、ここにいたのは小学校入学前までなので、ほんの数年間の記憶しかないが。

また、この辺りは竹中直人監督デビュー作「無能の人」のロケ地にもなっている。
このラブホも映っていたと記憶する(看板は新しくなってるようだが)。
これ撮ってる最中に、1組入っていった。

もうしばらく行けば宿河原。
このNECのグラウンドにはガキの頃、勝手に入ってバッタ獲ったりして遊んでた。

川原の土地の権利はどうなってるのか知らんが、多くの農園の他にも、
こんな「別荘」も(本宅かもしれないが)。

お気に入りの美術品に囲まれ、

長椅子でくつろぐ。

扉の向こうはどうなっているのだろう。

ジャングルもある。

普段あまり縁がない、工場萌えな風景。


ガキの頃から見覚えのあったオブジェ。
歌人・岡本かの子の文学碑(息子・岡本太郎作)ということを知ったのは、ずっと後年。

二子橋のすぐそば。
このあたりで一息つき、川に降りてってパシャパシャ足でも浸したいと思ったのだが、
周りの雰囲気が尋常でない。
そこかしこに警備員がウジャウジャいて、川原はロープが張られて区分され、
ビニールシートを敷き、陣取る人々。
この日は多摩川花火大会ということを、そのとき知る。
まだ午後3時ごろだったが、既に厳重警戒態勢。
ちょいと通りすがりに川遊びなんて絶対不可という状態。
しかたなく、川遊びはパスして、二子橋を渡り、東京都に戻る。
二子玉川から下流方面の川沿いには自転車向けの道はしばらく無く、
ちょっと奥を走ることになる。
第三京浜の多摩川橋を過ぎると、堤防の車道に沿って走る生活道路が続いていく。
次の目的地、等々力渓谷を目指す。
あまり位置の確認もせず、
多摩川に注ぐ小川(谷沢川)を見つけたら曲がればいいと走って行ったら、
見事に見過ごして、気づいたら大田区に入ってしまっていた。相当のオーバーラン。
引き返し、改めて、谷沢川をみつけ、閑静な住宅街を遡ると、等々力渓谷公園がある。
公園の入り口はいくつか見つかったが、自転車停めてよさそうなところがない。
結局、環八が走る玉沢橋まで来てしまい、そこの案内板を見ると、
近くの玉川野毛町公園になら停めてよさそうなので、そこまで行く。
玉沢橋の上から、等々力渓谷。

谷底に降りていくと、鬱蒼とした森に囲まれ、環八のクルマの音も遮断され、
蝉時雨、鳥の声、渓流のせせらぎ。

渓流沿いを散策。等々力不動尊へ。
不動の滝。



本堂へ上がっていく途中。役行者。



等々力不動尊、本堂。


渓谷のジオラマ。雨ざらしなんでケース汚れすぎ。

本堂脇の用途不明の舞台から。

帰路に着く。
目黒通りをずーっと、ずーっと、ずーっと走り、目黒の大鳥神社のところで、山手通りへ。
中目黒を越え、渋谷、神泉、松涛を越え、富ヶ谷越え、初台から甲州街道、
西参道から十二社通りを行き、西新宿6丁目、梅月湯へ直行。
そのあと西新宿7丁目のジンギスカン屋へ。約束の5時半丁度。
走行距離、約50km。
疲れた、疲れた。
涼しかったから良かったが、猛暑だったら死んでたかな?
隠れたる近場の秘境めぐり…。
今はあまり出歩きませんが、
私も、こういう旅って結構好きですヨ。
ホントは遠くを旅したいのですが…。
ウツ子さんもお伊勢参りなど行かれてはいかが?
かれこれ20数年前に父と2人で行ったきりです。父も今は70代後半…無理に誘う訳にはいかないし…でも、いつか必ず行きます。
普段の通勤に使っている人もいますね。実際行ったことあります。
色々見る所もあって、湧水を汲みに来ている方も並んだりしてエコも欲しかったけど入れ物がなくて残念でした。
また気分転換に行きたいです。
等々力渓谷を通勤路に使ってる人は、毎日爽やかでしょうね。
湧き水汲み場は風情がありますが、
残念ながらそのままでは飲用には適さないそうです。
要煮沸だったので、ノドが渇いていましたが、
不動尊境内の自動販売機に頼ってしまいました。
確かに「無能の人」に出てきた風景ですね。
えいはちさんって、多摩川沿いにお住まいだったんですね。
「無能の人」に出てきた競輪場はここよりもちょっと上流に行ったところにあります。