前から大雑把に計画していた、東京湾ぐるっとプランを実行。
京浜急行で三浦半島、久里浜まで行き、東京湾フェリーで房総の金谷へ渡る。
金谷近辺は鋸山とか面白いトコロいろいろあるが、既に行ったことあるので、
今回は富津岬まで行ってみよう、というプラン。
前夜、京急、フェリー、JRの時刻を調べ、プランを固める。
泉岳寺8時32分発京急久里浜行き快速特急乗ってくことに決定。
輪行で一番面倒なのは、重い自転車持っての電車の乗り換えなので、
通常の、ウチから大江戸線で大門、都営浅草線で京急直通はやめて、
泉岳寺まで自転車で行っちゃうことにする。
朝7時半頃ウチを出て、六本木方面へのコース。
代々木駅前から共産党の前通って、明治通り渡り千駄ヶ谷駅前へ。
そのまま神宮外苑に入り、ぐるっと回ってイチョウ並木。
青山通り、青山一丁目から外苑東通りで、乃木坂過ぎて、六本木。
六本木交差点から芋洗坂を下り、ヒルズの麓から麻布十番へ。
麻布十番はなんやら提灯がいっぱいぶらさがっていた。夜、お祭りかな。
一の橋、二の橋、三の橋過ぎ、魚藍坂。
魚藍坂は初めて上ったが、かなりの難所。
坂下で信号待ちの間にローギアに切替えておいて正解だった。
上ったらすいーっと下る。
赤穂浪士の眠る泉岳寺前のカーブを曲がれば泉岳寺駅到着。
約45分、予定通り。
しばし待つと、久里浜行き快速特急到着。
普通の通勤電車仕様ロングシート車両であった。
京急のこっち方面の電車だと、クロスシートの車両じゃないとガッカリして、
見送って次を待つなんてことも以前はしてたが、
自転車持ってると、たとえクロスシートでもドア際の補助席にしか座れないので、
輪行時はロングシートのほうがありがたかったりする。
約1時間で終点京急久里浜着。
駅前で自転車出して、久里浜港フェリー乗り場へ。
運賃は自転車片道920円。

自転車でコレに乗るのは2度目。
クルマより先に乗っけてもらえるので気持ちが良い。
自転車、バイクは最前部で係りの人がベルトで固定してくれる。

船上で出航を待つ。


10時出航。三浦半島を離れる。

40分ほどの航海。


金谷港へ。

おっと、間違えた。後ろに下りてきちゃった。

金谷から国道127号を北上していく。

しばらく行くと、イイ感じの造船所跡廃墟発見。思わず立ち寄る。












このアタマの折れたバス停にもバスは来るのだろうか。

金谷港から2kmほどのところにある、天然温泉「海辺の湯」に立ち寄る。
隣には食事処「漁師料理かなや」がある。
去年の暮れにオープンしたそうで、
前回(一昨年だったか)に金谷に渡った時にはまだなかった。
そのときは金谷の南の保田の漁協直営の食事処と人工温泉「ばんや」に行った。
「海辺の湯」料金は土日祝日850円(平日は750円)。
都内の銭湯以外の温泉なんかに比べれば格安。
タオルとかは有料レンタルになる。そう思って用意していってよかった。
まだ新しいのでピッカピカ。その上、まだ午前中だからかガラ空き。
濃い茶褐色の温泉で肌ツルツル。
オーシャンビューの露天風呂は、
下で磯遊びしてる人から見えちゃうんじゃないかって思うくらい開放的で気持ちよい。
風呂から上がり、隣で昼食。
メニューが多くて目移りしたが、夕飯も富津で磯料理のつもりだったので、
ここでは比較的廉価でありながら、磯気分が充分に味わえそうな、
アジの三色丼(840円)を注文。

味噌味と醤油味の鯵タタキと地の海藻「かじめ」。
やや濃い味だったが、なかなか美味。
おかしなもので、味噌汁がワカメだったのだが、
せっかくなんだからもっと海っぽいものにしてくれよ、なんて思ったが、
ワカメは立派に海のものじゃん。日常的過ぎてヘンな錯覚。可哀想なワカメ。
風呂も良し、メシも良し、だったが、
メシに関しては保田の漁協直営店のほうがさらに上だと思う。
食後、磯に下りて行って遊ぶ。

キレイな海だが、意外と生き物の姿が少ない。
ヤドカリ発見。

あとはクラゲくらい。


砂が着いた足は、温泉建物の横の、無料の足湯で洗える。
再び国道127号線を行く。しばし内房線と並走。

富津市竹岡に入ったようだ。
このままこの道を行けば、竹岡ラーメン「梅乃家」があるはずだ。
わが十二社の「梅乃家」はいつの間にか「夜逃げ」したようだが、
http://ei8at12so.seesaa.net/article/47341430.html
本家はどんなものなのだろう。
昼飯は済ませたばかりなのだが、もし行列がそれほどでもなかったら、
こんな機会はもうないだろうから、無理してでも食べとこうと思いつつ、
竹岡の町を走っていったのだが、どうやら見過ごしてしまったようで、
湊というところまで来てしまっていた。
無意味な食い過ぎをしないで済んでちょっとほっとする。
追記:「梅乃家」は休業中だったようだ。たまたま同じ日に行った人の記事。
http://hkatoh.blog.ocn.ne.jp/murohi/2007/08/post_3d10.html
さらに国道127号を行く。
この後、この道はだいぶ内陸寄りになるので、事前に地図で確認したところ、
長浜というところから分岐する県道256号を行ったほうが良いかなと思っていたので、
そうしてみたが、県道256号に入ってすぐ、アップダウンが激しかったので、ヤメ。
引き返し、やっぱり国道127号。
しかしこの日も暑く、そろそろ涼しいところで休まないとマズイかなと思っていたら、
ローソンがあって助かった。街中と違ってなーんにもない区間が多いからね。
まさに砂漠のオアシス。
さらに127号を行き、でかい醤油屋がある佐貫という交差点で左折。
まっすぐ行くと内房線佐貫町駅。

ここからまた内房線沿いの国道465号を行く。
佐貫町駅近く、三日月田んぼ。

大貫という辺り。

「M」のロゴのハンバーガー屋。もう営業はしてないようだ。

国道465号から川名という交差点で県道255号に入る。
この辺りまでくれば富津公園の案内板もあるので、それに従い進む。
緑多い富津公園に到着。金谷から2時間ほど。
まずはそのまままっすぐ行き、岬の突端へ。
東京湾に細ーく突き出したここには、
以前から地図で見て、行きたいとは思っていたが、やっと実現。
早速展望台に上がる。

京葉工業地帯だなあ。

富津岬はやっぱり細い。






左下のが我が愛車。


展望台を下りて波打ち際へ。

しばし潮風に吹かれ、波音を聞き、ぼーっとする。



公園入口のほうに戻る。
そこには屋外のレジャー用ジャンボプールと、市民運動用室内温水プールがある。
今回も出先でスイミングのつもりだったので温水プールへ。
2時間390円+ロッカー代100円。
ロッカーはコイン式ではなく、受付で200円払い、
帰るときカギを返すと100円戻るというシステム。
こんな海辺でなんで室内プール? とも思うが、
意外に広々して、海も見えるし、中庭もあって気持ちよい。
かなり自転車でくたびれてたので、リラックスして休み休み泳いだが、
丁度良いクールダウンという感じ。それでも1000mくらいは行っちゃう。
休憩時間にはなぜかラジオ体操がかかる。
で、それを大半の人がやっているというのは見慣れない光景。
5時半ごろプールを上がり、あとはメシ食って帰るだけ。
公園入口の駐車場前に磯料理の店が何軒も並んでいる。
「志のざき」という店に入る。
青柳のなめろうの表面を焼いた「焼きさんが」が名物ということ。
あと、この近辺のメシ屋のノボリに書いてあった「はかりめ」というのが気になったが、
それは料理名ではなく江戸前穴子の現地名らしい。
このお店では天丼があるということで、
焼きさんがと穴子天丼注文。
焼きさんがは美味しかったけど、やっぱりなめろうは鯵とか鰯がいいな。
天丼はでかい穴子が2本も! 大満足。
帰路に着く。富津公園からしばらく進むと、国道16号。
20分も行けば内房線青堀駅に到着。

千葉行きの列車に乗ったが、
次の君津で隣ホームの総武線快速東京行き(始発)に乗り換え。
輪行で乗り換えするのならなるべく駅内での移動が少ないようにしたい。
東京駅で総武線快速から新宿方面中央線への乗り換えは遠いから、
錦糸町で総武線各駅停車に乗り換え。
さらに、新宿までは行かず、ひとつ手前の代々木で下車。
輪行のときは新宿みたいな人が多くて外まで遠い巨大な駅はなるべく避けたいので。
今回の自転車走行距離は、
メインの房総半島が約35km、京急久里浜駅〜久里浜港が約2km、
ウチから泉岳寺が意外とあって、約10km。
合計しても50km未満だが、先日の世田谷&多摩川よりかなりハードだった印象。
やっぱり暑さの影響かな。街中でないというのもメンタル面で大きいかな。
真夏モードの行動続けていたが、もう来週あたりは正直休みたい、とも思うが、
やっぱりどっか行っちゃうかも。
週末、台風でも来てくれれば、諦めもつくんだけどね。
…風景写真いいですね。
どれも行ったことない場所だけど、
懐かしい風景ばかりです。
東京から神奈川、千葉を日帰りで巡ったわけです。
関東地方の地図など眺めながら読み返されるといいかもしれません。
いいですねぇええ〜〜〜〜!
またまた相当なハードスケジュール、お疲れさまです。
浜金谷の石井造船、やはり行かれましたか。
竹岡ら〜めんはリポートを伺いたかったところですが、残念。
宮醤油店から左折して佐貫町駅へ抜けるとは、これまた渋いコース。
富津の展望台は白く塗り替えられたようですね。
以前は青でした。
第二海堡もよく見えますね。
こんな垂涎の自転車旅、行きたいです!
羨ましすぎです。
時間が欲しい。。。(T . T)
想定外の発見でしたので、スケジュールが狂うのではと心配しながらも、
あまりにもカッコイイので、素通りはできませんでした。
竹岡ラーメンはどーしたことか、まったく見過ごしてしまいました。
あそこを通ることはもう当分ないだろうから、この機会にと思いましたが、
鋸山にも保田漁協の「ばんや」にもまた行きたいので、多分来年も再訪するでしょう。