2007年10月14日

10月13日の行動 新宿歴史博物館「柏木・角筈の遺跡」〜荒木町探検〜幡ヶ谷

新宿歴史博物館での新発見遺跡展「'07新宿の遺跡―特集 柏木・角筈の遺跡―」。
最終日前日に見に行った。
ついでに、すぐ近くの、「陥没」、「スリバチ」などと呼ばれ、気になっていた、
四谷・荒木町の探検を、初めて行うことにした。

10時半頃ウチを出て、自転車乗って甲州街道走り、
新宿南口〜四谷大木戸〜四谷三丁目。
いつもならこのコースを走ると、四谷も越えて、
靖国神社とか、あるいは半蔵門から皇居沿いを走り、日比谷、銀座界隈とか、
さらに先へ行き、勝鬨橋越え晴海、有明、お台場とか行くのが常なんだけど、
この日の目的地は比較的近い。なんたって新宿区内。

四谷三丁目の交差点過ぎて一つ目の信号を左折、津の守坂通りに入り、
三栄町の丁字路を右折、次を左折。防衛省のタワーを正面に見ながら、
きれいな石畳っぽい道をちょっと行くと、新宿歴史博物館。

20071013_01.jpg

前回(初めて)ここに来たのは今年の6月30日。
http://ei8at12so.seesaa.net/article/46654405.html
ぐるっとパス使って常設展示を見た。
なので、今回は常設展はパスして、
特別展「'07新宿の遺跡―特集 柏木・角筈の遺跡―」のみ見る。
この展示だけならば無料。

柏木とは大雑把に言って現在の北新宿、角筈は西新宿の旧地名である。
西新宿住民としては見ておきたい展示なのであった。

再開発などで更地になった土地から、遺跡が見つかることは少なくないらしい。
2つの展示室で行われていたが、最初の部屋は、柏木・角筈以外の区内遺跡の展示。
出土品そのものよりも、発掘作業時の遺跡の様子を写した写真などのほうに興味津々。
特に百人町の遺跡は、背後には西新宿高層ビル群、真横には山手線、
すぐ隣には駐車場という場所が発掘現場。
ある意味シュールな光景。近代都市の下に封印されたモノが顕わにされていく…
ってことで、ホラームービーのファーストシーンにも使えそう。
(希代の名作「エクソシスト」もイラクでの遺跡発掘シーンから始まるし)

隣の部屋が「柏木・角筈の遺跡」。
常設展示にもある「柏木・角筈一目屏風」を拡大して展示しつつ、
それに対応した遺跡の様子を伝えるという、なんとも楽しい企画。
(「柏木・角筈一目屏風」について
http://ei8at12so.seesaa.net/article/47059313.html

今回新たに知った史実が、淀橋の水車小屋爆発。
黒船に備えて幕府の命令で火薬を作っていたら大爆発だったそうな。
(廃墟徒然草さんの記事
http://blog.goo.ne.jp/ruinsdiary/e/0c56376bba292089f70886139b3f0d71

「柏木・角筈一目屏風」からは僅かに外れてしまう西新宿三丁目遺跡。
現在、東京オペラシティが建っている場所なのだが、
馬の骨が出土したそうで、そのときの写真も展示してあった。
オペラシティに、馬のモニュメントでも作っといてあげれば良かったのにと思う。

かなり小規模な展示にもかかわらず、じっくり1時間くらい。
満足して出て、自転車置き場へ。
僕の以外、停めてあった自転車はすべてここの博物館の備品であった。
なんと、それぞれ名前が付いている。

20071013_02.jpg

夏目漱石、小泉八雲、松井須磨子、林芙美子、
現在の新宿区に縁のある人物ばかりである。
でも4台も要るのかなあ。
もう1台、電動アシスト自転車もあったが、それには名前はなかった。

さて、次は初めての荒木町探検。
新宿通りに出て、車力門通りから潜入。
なるほど、趣のある飲食店が軒を並べる。

丁度お昼時だったので、金丸稲荷がある公園横の小さな洋食屋さん、
キッチン・オニオンへ。
ハンバーグとカニコロッケの盛り合わせをいただく。
さすがにこの場所で営業してるだけあるなあと思わせるような、
ヒゲのご主人の人柄が伝わりそうな、優しい、手作り感漂う美味しさ。

カウンターの上に、
「ウッドストック」と「ツェッペリン狂熱のライブ」のDVDが並んでいた。
この2本立て、中学生のころ銀座ロキシーに見に行ったなあ、なんてこと思い出す。

食後、いよいよ探検開始。歩き回る。
迷路のような路地、スリバチと形容される高低、花街の面影。
なるほど、これが東京・街歩きマニアの多くを魅了し続ける荒木町か。
アッシジ、トレドなどヨーロッパ中世都市に
新宿ゴールデン街が引っ越してきたようだ。
写真撮影多数。「写真館」で公開。
第1弾、35枚。
http://ei8at12so.sakura.ne.jp/2007/10/1121.html
第2弾、30枚。
http://ei8at12so.sakura.ne.jp/2007/10/1132.html
なのでここではほんの少しだけ。
スリバチの底、津の守池(策の池)。

20071013_03.jpg

今回事前に荒木町について、参考にさせていただいたのが、
アクエリアンさんのこのページ。
荒木町あれこれ 1.津の守池の危機
http://homepage2.nifty.com/aquarian/Tokyo/Tky010503.htm
荒木町あれこれ 2.消えていく荒木町の料亭
http://homepage2.nifty.com/aquarian/Tokyo/Tky020131.htm
荒木町あれこれ 3.荒木町の地形
http://homepage2.nifty.com/aquarian/Tokyo/Tky020911.htm

「津の守池の危機」で触れられていた建設中の建物は、
ごく一般的な住宅になっていた。

20071013_04.jpg

さらに路地を奥へ奥へ進み、
行き止まりになった場所で遠慮もせずに撮影していると、
近くにお住まいの老夫婦が家から出てきて、
不安そうに「開発ですか?」と訊ねられた。
廃屋なんかを撮っていたので、開発業者の調査かと思われたらしい。
「いえいえ、単なる趣味で…」
十二社から来たこと伝えると、打ち解けてしばし立ち話。
「学生さん?」なんて訊かれてしまった。
不惑も過ぎてるというのに、ご老人からはガキに見えるんだろうな…。
周辺のことをいろいろ教えてもらった。
この建物は元・印刷屋さんで、今ではたまに彫刻家が来て使ってるそうである。

20071013_05.jpg

充実した時間を過ごし、帰路に着く。

西新宿まで戻り、甲州街道、
文化女子大そばのカレー屋、パトワールの店先でビックリ。
以前は夜10時くらいで閉店だったのが、最近深夜3時までになり、
大丈夫か? と思っていたら、なんと今度は24時間営業なんて書いてある。
いやいや、ホントに大丈夫? 人材確保できるの?
それにメニューはどうなってるのかな。
夜中、小腹空いたとき、ラーメンとか牛丼感覚で頼めるメニューないとねえ。

一旦ウチに戻ってから、プール&風呂屋へ。
中幡小学校プールに向かうが、心配したとおり団体貸切の時間だったので、
渋谷区スポーツセンターへ。

2500mほど泳いだ後、スポーツセンター近くの初めての風呂屋に行ってみた。
仙石湯 渋谷区西原2−27−5
いつも行く幡ヶ谷、甲州街道北側と比べると、
こちら南側は代々木上原も近く、ちょっとグレードが上という感じがする。
ここのお風呂屋さんも、内装や番台のおばさんになんか品の良さが漂っていた。

お風呂場も清潔で広々。
脱衣所との仕切りの欄間の飾りガラスには、
なぜか銭湯ではたまに見かける東郷青児風の裸婦が、お魚と共に描かれている。
しかし、ここのは東郷青児風と言ってしまうのははばかれるほど妖艶だ。
湯船に浸かれば自然に目に飛び込んでくる位置に、ボン、キュッ、ボンのヌード。
男子中学生とか湯船から出られない状態になっちゃうかも、なんて、要らん心配か。

ダルヴィッシュでカレー食って帰宅。
posted by えいはち at 13:44| Comment(10) | TrackBack(1) | 行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
朝から夜まで、めちゃくちゃアクティブですね…恐れ入ります…

私はこの週末、就活で金沢八景に行ってきました。さすがに自転車では行けないので久しぶりに電車に乗りました。京急線はローカルな雰囲気が他にはない感じで個人的に好きな電車1位です。

お風呂屋さんと言えば、私の友人が杉並区にある「ゆ屋 和ごころ」という改装したての銭湯の経営に携わっています。私はまだ行ったことはないのですが、炭酸泉というのが売りなのだとか。

Posted by kanchi at 2007年10月14日 21:10
kanchiさん、どうも。

京急線はいいですよね。鉄道ファンの間でも人気のようです。
「タモリ倶楽部」でも京急の工場行く企画やってました。
僕も夏になると必ず乗って三浦半島まで遊びに行きます。

「ゆ屋 和ごころ」、調べてみましたが、かなり良さそうですね。
善福寺川沿いサイクリングして行くのに丁度良い場所ですし。
近々行って見ます。情報ありがとうございます。
Posted by えいはち at 2007年10月15日 00:39
池?どこでしたっけ。
更に写真館にアップされている場所、どこも見た記憶ありません。
もしかしたら自分が荒木町だと思ってたところは、
実は別の所だったんじゃないかと不安にかられますが、
最後の建物は覚えています。(これだけです)
この建物は印刷屋さんだったんですね。
するとトタン張りのところが作業場だったのかな?
それにしては狭い印象です。
Posted by 廃墟徒然草 at 2007年10月15日 06:29
>写真館にアップされている場所、どこも見た記憶ありません。
えー、ホントですか。
寄り過ぎとか、変な切り取り方したかな。
言われてみれば、裏通りの、さらにウラみたいなのばっかりかも。
GoogleMapも見て(池の位置も)ご確認ください。
GG-1さんのRoc写真箱、9/27「街の池」もこの池です。
「写真館」第2弾には元・印刷所も登場します。
Posted by えいはち at 2007年10月15日 10:09
特に池は、GG-1さんのを見ても、判らないし、
地図見てもわからいんですよ。
ようするに商店街のつきあたり、
ってことかなとも思うんですが。。。
今度新宿歴史資料館再訪の時にでも、探してみま〜す。
Posted by 廃墟徒然草 at 2007年10月15日 22:58
探してくださ〜い。
とにかく底へ底へと向かえば着くはずです。
Posted by えいはち at 2007年10月16日 08:56
 コメントご無沙汰してました。

 写真って、つくづく雄弁だなと感じます。
 古い建物に絡みついたツタだとか、路地裏の空間とか、何か存在感を感じます。
 ちょっとゾク!ザワザワってオーラを感じるような写真もありました。
 怖さも、愛しさも風景から感じます。
Posted by ウツ子 at 2007年10月17日 16:49
ウツ子さん、久々のコメント、ありがとうございます。
馬鹿みたいに自転車で動き回ってた夏も終わり、
これからの季節はじっくり歩きながら写真撮ることが多くなりそうです。
そろそろ、デジタル一眼も考えてみようかな…
Posted by えいはち at 2007年10月17日 17:33
こんにちわ。
角筈・・・愕然、既に漢字変換できなくなっています。この地名は、私が予備校生のころ、つまり40数年前に、紀伊国屋書店の住所でした。都電の停留所の名前にもありました。荒木町がこれまた、20年近く前、さる寄り合いによく通った場所で、どちらも懐かしく拝見しました。
Posted by Bianca at 2007年10月21日 11:47
Biancaさん、お久しぶりです。
「殯の森」でコメントさせていただいて以来でしょうか。
おそらくそのときのTB伝いに、ゆうべ猫さんという方がこちらにいらっしゃいました。
お引越し絡みでしばらくお休みされていたようですが、またよろしくお願いします。

角筈などの地名には懐かしさを覚えられたと思います。
大雑把に、角筈イコール現在の西新宿と思っていたのですが、そうでもなく、紀伊国屋も含め現在の新宿東口のかなりの部分も占めていたということは、最近になって知りました。
考えてみれば、新宿西口、東口なんて観念は、鉄道開通後に出来上がったものなので、近世以前からの地名には意味ないことですね。
今は新宿何丁目、西新宿何丁目となってしまい、味気ないかもしれませんが、昔の地名を「掘り起こす」ようなことも楽しいので、また良しと思います。逆に、荒木町はじめ四谷、市ヶ谷、牛込あたりには、箪笥町、納戸町、細工町など味わい深い地名が残っていますが、それはそのままにしてもらいたいと思います。
Posted by えいはち at 2007年10月21日 13:29
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Excerpt: 木造トタン合体型の中でも、かなり遊びのある造り。 右上にちょっと添えたような草が味です。 出入りの扉がアルミサッシュになっているのは残念なものの、 細部も見所満載。 ◆ 名もな..
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Tracked: 2007-10-15 06:31
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