http://ei8at12so.seesaa.net/article/95954658.html
立ち寄った、代々木郵便局裏のお稲荷さんの話。
以前から存在はなんとなく知っていたのだが、
そこの道はあまり通ることもないのでそれほど気に留めていなかった。
ある日、渋谷区スポーツセンターで泳いでからの帰り、
雨天だったのでハチ公バスに乗ると、その前を通った。
車窓から見ると、今まで気づかなかったものが見えるときがある。
その時も、そのお稲荷さんの境内に建ち並ぶ赤いノボリの文字が目に入った。
セキセキ稲荷大明神。
何だ? セキセキ稲荷って。
と、いうわけで、じっくり見に行った。
楠の大木が立つ代々木郵便局の裏門。

ハチ公バスが通る道。

小さなお稲荷さんがある。

まずは参拝。

振り返ると、稲荷社ならではの鳥居のトンネル。

並ぶ鳥居の向こうに行って見ると、なぜか井戸のポンプ。水もちゃんと出る。


赤いノボリに「セキセキ稲荷大明神」。

反対側には白いノボリが並んでいる。こちらには「正一位白玉稲荷大明神」。

鳥居のトンネルをくぐっていく。

拝殿脇にあった絵馬。「白玉」が「皇」にも見える。

拝殿の中を覗く。
「セキセキ稲荷大明神」と「正一位白玉稲荷大明神」、2柱が祀られているようだ。

再び振り返る。この老木はフジ。

渋谷区保存樹木に指定されている。

入り口の鳥居をくぐったらいきなり拝殿なので、すぐ参拝してしまったが、
よくよく考えると、こんなルートで行くべきだったかなと思った。

そう、井戸ポンプは手水場。
ここで手と口を清め、鳥居をくぐってお参りすべきだった。しまった〜!
ところで、奇妙な名のセキセキ稲荷だが、調べてみると、
京都・伏見稲荷には「おせき社」というのがあり、元は関所の関で「お関稲荷」だったものが、
咳、即ち風邪の平癒を祈願する神さまになったそうだ。これに関連していると思われる。
一方、白玉稲荷もルーツは伏見稲荷のようで、
椿山荘にも伏見から勧請されたものが祀られ、守護神となっているようだ。
咳といえば思い出すのが、「新宿ノーザンウエスト」北新宿2丁目の咳止地蔵尊。
詳しくは廃墟徒然草さんのところで。
http://blog.goo.ne.jp/ruinsdiary/e/64af4a95e158ca7c52ef2ba732103a8f
稲荷と地蔵、神道と仏教の違いなどは近代の神仏分離以前は意味をなさず、
同じように病気平癒の祈願の対象として人々の信仰を集めていたのではなかろうか。
代々木郵便局がこの地に移転してきてまだそれほどの年月は経過していない。
この土地がそれまで何であったかまでは知らないが、
郵便局敷地にへばりつくように残るこのお稲荷さん、気になる一角である。
マックの閉店はかなり痛いです。
コーヒーだけでもありがたかったのに・・・
ダイエット頑張ります。
マック閉店はかなりダメージでしたか。
ちょっと前の記事にも書きましたが、
ビルが完成したら再オープンするだろうと見ています。
「病気平癒の祈願の対象」…そうかもですね。
代々木郵便局になる前は文化服装学院の寮があったのは憶えてますが、
渋谷区の話だと、既にその時から敷地内に祀られていたそうです。
もともと屋敷神だったものが、そのまま祀られているんではないか
ということでした。
だから由来もわからず、区設営の由来板もないんだそうです。
そのわりには狐さんが綺麗なんで、誰か管理しているはず。
やっぱり「気になる一角」には違いありませんね。
その前には普通に人家があって、
その屋敷神だったと考えるのが普通でしょうか。
なにしろ隣が渋谷区スポーツセンター→東京教育大学→牧場と遡る土地なので、
ここにもなにかあったのかなと想像を逞しくしてしまいます。
ノボリや鳥居を奉納される人も多数いらっしゃるようなので
キチンと維持されていくでしょう。
咳に悩まされていた人がここで拝んだら良くなった、のが由来らしいです(ほんとかよっ、という感じですけど)とてもミステリーですな。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1116339881
Yahoo知恵袋で質問って、やっぱり気になってる人がいるんですね。
今ググってみたら検索結果6件。少な!
(で、書いたばかりのこのページがトップって…)
そうそう、代々木郵便局は「育英育業学校」だったとの情報、ありがとうございます。
その後、ブンプクの寮〜代々木郵便局ですかね。
そういう参拝順序でしたか
私ゃ初めて見た時
井戸の御神体だ〜って思ったんですが・・
ルルド奇跡の泉に匹敵する聖なる井戸だったりして。
飲んだら難病も治るのか、はたまたお腹こわすだけか…
セキセキ稲荷大明神という名前もあわせて大変興味深いです。
井戸ポンプが手水場とは何とも素晴らしいです。
鳥居の赤とポンプのブルー、このコントラストに不思議な魅力を感じました。
街角の小さな神社も面白いですよね。
ここは名前にひかれ、じっくり見てみました。
本殿そばにも手水鉢は置いてあるのですが、キレイな水は入っていませんので、井戸は名案かもしれません(そっちに手水鉢を置いたほうがいいのにという気もしますが)。
ハチ公バスは当初、郵便局の前を通るだけでしたが、
こっちまで入るようになってくれて、
雨天の日のスポーツセンター通いが便利になりました。
なるほど、井戸は災害時には欠かせませんね。
でもなんか通学には中途半端の場所ですね。
駅まで遠いので自転車使いたくなるでしょうが、女子学生があの坂を上るのは大変だったでしょう。
私の記事はあっさりしているのでえいはちさんの記事で解説して貰おうとと思って、
記事一覧がないのでちょっと不便です。
あるのかな、
雑多なうえに整理ついてないブログで申し訳ないです。
僕も、あの記事どこだっけなと右上の「記事検索」使うことあるんですけど、
なんか正常に働いてくれないことが多くて困ってます。
場合によっては普通にグーグルとかで検索したほうがいいかも。
「キーワード」+「えいはち」で。